不思議現象の心理学 西暦2021年度

金曜日の2限にリモート講義として行う予定ですが、以下の講義ノートのうち、5月21日以降のものは、昨年度のものです。順次、修正していきます。

授業計画

01 04/09 →「講義ノート
02 04/16 →「講義ノート
03 04/23 →「講義ノート
04/30 (休講)
04 05/07 →「講義ノート
05 05/14 →「講義ノート
06 05/21 →「講義ノート
07 05/28 →「講義ノート
08 06/04 →「講義ノート
09 06/11 →「講義ノート
10 06/18 →「講義ノート
11 06/25 →「講義ノート
12 07/02 →「講義ノート
13 07/09 →「講義ノート
14 07/16 →「講義ノート
07/23 (教室で定期試験を行う場合の予定日)



CE2021/04/08 JST 作成
CE2021/05/13 JST 最終更新
蛭川立

人類学A 西暦2021年度

2021年度の計画

火曜日の4限にリモートで実施する予定です。以下のスケジュール表の下のほうはは、昨年度の計画を貼りつけただけです。今年度の講義ノートは順次、書き加えていきます。

講義日程

01 04/13 →「講義ノート
02 04/20 →「講義ノート
03 04/27 →「講義ノート
05/04 (休講)
04 05/11 →「講義ノート
05 05/18 →「講義ノート
06 05/25 講義ノート
07 06/01 講義ノート
08 06/08 講義ノート
09 06/15 講義ノート
10 06/22 講義ノート
11 06/29 講義ノート
12 07/06 講義ノート
13 07/13 講義ノート
14 07/20 講義ノート
07/27 (定期試験予定日だが、教室での試験は行わない予定)

西暦2020年度 蛭川担当科目

科目名 学期 曜日 時限 校舎 教室
人類学A 和泉 (オンライン)
人類学B 和泉 (オンライン)
不思議現象の心理学 駿河 (オンライン)
身体と意識 駿河 (オンライン)
問題分析ゼミナールⅠ 駿河 (下記参照)
問題分析ゼミナールⅡ 駿河 (下記参照)

2020年度の特例

新型コロナウイルス感染症の流行がいつごろまで続くのか、予測が難しいが、2020年度の秋学期も春学期と同様、講義科目にかんしては、オンラインで授業を行う。

問題分析ゼミナール(学部三年生のゼミ)は、人数が少ないため、履修者と話し合って柔軟に進めていく予定。

予定の詳細は、このページ上で更新していく予定。

参考:明治大学2020年度秋学期学年暦

授業時間

1限 09:00-10:40
2限 10:50〜12:30
3限 13:30〜15:10
4限 15:20〜17:00
5限 17:10〜18:50
6限 19:00〜20:40

過去の授業情報

→「2019年度蛭川担当科目



CE2020/03/06 JST 作成
CE2020/04/12 JST 最終更新
蛭川立

身体と意識 西暦2020年度

金曜日・2限(10:50〜12:30)Oh-o!Meijiの「ディスカッション」機能を使い、リアルタイム掲示

掲示板ディスカッション授業

春学期には「Oh-o! Meiji」の「ディスカッション」機能を使ってみたところ、ふだんの授業よりもずっと活発な議論ができたので、今後もこの方式で続けてみたい。

大学の大教室の講義というのは、大きな部屋に何百人も座って、教員が一方的に話し続けて、講義が終わった後も(試験のこと以外は)ほぼ誰も質問に来ない、というのがふつうである。

講義をする教員としても、毎週毎週、一方的に喋り続けていると、聞いているほうの学生諸君が、何を聞き、何を考えているのかわからないまま、という状況である。(しかし、期末試験を読むと、かなりよく書けている答案が多くて、後から、もっと対話をしたかった、と思うことが多々。)

受講者が千人のオーダーになると、全員zoomで議論というわけにもいかないのだが、じつは、文字だけのほうが、周囲の視線を気にせずに質問や意見が言えるという感想が多い。

それでも、千人の受講者がいても、活発な議論に乗ってくるのは十人ぐらいで、残りの九百九十人はどうか、というと、他の人が議論しているのを聞いているのが楽しかった、という、意外な感想も散見された。

毎週の授業の進めかた

参加方法は以下のとおり。

  • 事前に講義ノートを読み、教材ページを読んでおくこと。
  • 毎週月曜日の10時50分(のすこし前)に新たな「ディスカッション」を開始する。
    • 出席(参加すること)は必須ではない。
  • 12時30分まで、蛭川がパソコンを打ちながら、チャットのような形で、リアルタイムで教材の説明をしつつ、同時に質疑応答を受け付ける。
    • 12時30分には、蛭川は離席する。リアルタイムでの質疑応答は終わり。
  • ディスカッションは次週の月曜日の夜まで書き込み可能にしておく。
    • リアルタイムで参加しなかった受講生も内容には目を通しておくことをお薦めする。
  • 蛭川は、ディスカッションを「時々」チェックするので、なにかコメントがあれば、随時、回答する。
  • 受講生どうしの会話に使ってもいい。

(以下、毎週同じことの繰り返し)

授業についての質問

授業の内容や進めかたについて、質問があればOh-o Meijiのディスカッションに書き込んでもらえれば、随時、回答したい。

しかし、教材ページのURLをクリックしても指定されたページに飛ばない、パスワード要求画面が出てくる、等々、よくありそうな質問に対する答えは「蛭川担当授業FAQ」に上げておいたので、目を通しておいてほしい。

講義計画

講義は「ライブ」であり、だから必ずしもシラバスのとおりには進まない。この計画表も随時改訂していく。
 

09/25 胡蝶の夢」(全体の概観)
講義ノート
  意識の諸状態
『荘子』
  『宗教的経験の諸相』
10/02 睡眠と覚醒
講義ノート
  睡眠と覚醒のリズム
  睡眠と夢見の系統発生
10/09 特殊な夢
講義ノート
入眠時幻覚と睡眠麻痺
  明晰夢と体外離脱体験
10/16 臨死体験と類似体験
講義ノート
10/23 講義ノート
10/30 講義ノート
11/06 (学園祭休講)
11/13 心物問題の神経科
講義ノート
11/20 心物問題の思想史
講義ノート
11/27 講義ノート
12/04 講義ノート
12/11 講義ノート
12/18 仮想現実と心身問題
講義ノート
12/25 (冬季休業)
01/01 (冬季休業)
01/08 (他授業の補講日)
01/15 講義ノート
01/22 「水槽の脳」(全体のまとめ)
講義ノート
01/29 (教室での期末試験は行いません)
(→期末レポート課題

 
古いページなど一部のコンテンツには、はてなブログ独自の「なぞなぞ」パスワードがかかっているものがある。講義の中でも随時説明するが、詳細については、蛭川研究室ブログ新館のページ hirukawa.hateblo.jp を参照のこと。



CE2020/04/30 JST 作成
CE2021/01/26 JST 最終更新
蛭川立

西暦2021年度 蛭川担当科目

科目名 学期 曜日 時限 校舎 教室
人類学A (リモート授業)
人類学B (リモート授業)
不思議現象の心理学 (リモート授業)
身体と意識 (リモート授業)
問題分析ゼミナールⅠ 駿河 (2121教室)
問題分析ゼミナールⅡ 駿河 (2121教室)
問題解決ゼミナールⅠ 駿河 (2121教室)
問題解決ゼミナールⅡ 駿河 (2121教室)

2021年度の特例

問題分析ゼミナール(学部三年生のゼミ)と問題解決ゼミナール(学部四年生のゼミ)は、人数が少ないため、曜日や時間は、履修者と話し合って柔軟に進めていく予定。

予定の詳細は、このページ上で更新していく予定。

明治大学授業時間

1限 09:00〜10:40
2限 10:50〜12:30
3限 13:30〜15:10
4限 15:20〜17:00
5限 17:10〜18:50
6限 19:00〜20:40

過去の授業情報

→「2020年度蛭川担当科目



CE2021/03/05 JST 作成
CE2021/04/09 JST 最終更新
蛭川立

【講義ノート】「人類学A」2020/10/26

文理融合の学際領域としてとりあつかってきた人類学ですが、遺伝、生殖という自然人類学的なテーマから、婚姻、親族、社会といった、文化人類学社会人類学的なテーマへと移行していきます。

春学期の人類学Aの授業を受講した皆さんには、2003年に中国で調査中にSARS騒動に巻き込まれてしまったことを何度もお話しましたが、かんじんの調査の内容については、きちんと整理してお話しませんでした。たとえば、「走婚ー雲南モソ人の別居通い婚」などのページがありますが、当時の体験談と研究資料が混ざったままで整理できていません。整理できないところが現地調査のリアリティでもあるのですが。

〈自然〉と〈文化〉

現代社会・近未来社会における人類遺伝学の科学社会学的位置づけについて、「個人向け遺伝子解析」の社会的意味についても並行して論じてきました。この中で、個人の遺伝子検査の先にあるものとして、「DNA婚活」というサービスがはじまっていることについて紹介しました。

「DNA婚活」というものには、どこか違和感を感じます。教材の本文中に書いたことの繰り返しですが、この「ジーンパートナー」は、解析には「科学的な根拠」があるとしています。たとえば、人間は相手の体臭を手がかりにして、自分と遺伝的に似ているが近すぎもしない相手を性的なパートナーとして選択しているという研究があります。それは、近親交配を避けながら遺伝的に進化していこうとする進化生態学の理論によって説明されます。

しかし、脳に備わった生物学的なシステムが進化生物学的に最適化されていたとしても、たとえば、一夫多妻的な婚姻と、多産多死のシステムによって遺伝的な進化が実現されるという意味での合理性であって、それは、一夫一妻的な婚姻、そして子どもたちと共に家庭を築いていくという近代社会の主観的、文化的な幸福とは、かならずしも一致しません。

一人ひとりの人間が平等に生きる権利を持ち、子孫を残す権利がある(子孫を残さない権利もある)というのが、近代社会の基本理念です。そのことによって人間集団の遺伝子プール全体に有害な突然変異が増えていくことや、逆により良い遺伝子を増やして人類を進化させていくという優生学的な思想は、忌避されます。なぜなら、個々人が幸福に生きる権利のほうが、人類全体が何万年もかけて生物として進化していくことよりも、優先されるからです。

人権の尊重と生物学的優生思想の齟齬を解決する前向きな技術としては、遺伝子編集技術の可能性が考えられますが、これもまた忌避されるものです。そこでは逆に「自然であることが良い」という主張が出てきます。「自然食品」や「自然出産」などがイメージとしては流行していますが、よく考えると、自然であるということは、たとえば出産の時に母子ともにリスクを負うことであって、やはり、これは近代社会の理念とは矛盾するところがあります。

「自然だから良い」とは単純にはいえません。これを「自然主義の誤謬」といいます。この難しい議論については、また別の場所で議論できればと思いますが、人間が物質的身体を持った生物として進化してきたことと、社会、とくに近代社会における、社会的、文化的な人間であることの間には、人間観の祖語があります。それは、事実と価値の齟齬でもあり、理科系の学問と文化系の学問の齟齬でもあります。それを、両方の視点から見ていけるのが、分離を架橋する学問としての人類学である、と私は位置づけています。(「人類学」を「文化人類学」と狭く定義し「自然人類学」を含めないほうが、一般的な使われ方です。)

配偶システムから婚姻制度へ

さて西欧から始まった近代社会のしくみの中で育った人間としては、たとえば婚姻(結婚と同じ意味)とは、好きなものどうしが相手を選ぶ一夫一妻婚であり、なんとなくそれがふつうだと考えがちです。いっぽう、ほかの動物というのは、なんとなく、群れを作る動物もいるけれども、一夫一妻なのかどうか等々、あまり考えないことかもしれません。

配偶システム・婚姻制度について、自然人類学的な視点からは、まずは、サル類の一種としての人類の進化史を振り返り(→「人類の進化と大脳化」)、類人猿と現生人類の配偶システムについて種間比較を行い(→「ヒト上科の配偶システム」)ます。同じサル目(霊長類)でも、配偶システムはさまざまです。

文化人類学的視点からは、人間社会における婚姻と出自の規則について概観します(→「単婚と複婚」「出自の規則」)。人間の社会でも、親族構造は民族によって多様であり、民族の数からすれば、一夫多妻婚の社会のほうが多く、一夫一妻婚の社会のほうがずっと少ないのです。また、原始的な社会は母系的で、進んだ社会は父系的だともかぎりませんし、極東の日本や西欧には、もともと強い父系的・父権的なシステムがあったわけではないことも、他文化との比較によって浮き彫りにされます。

(なお次週11月2日は学園祭期間で、リアルタイム授業もお休みにします。11月16日も「休講」になるかもしれませんが、まだはっきりしていません。11月23日は、祝日ですが、授業は実施します。)

来年度問題分析ゼミについて

西暦2021年度向け問題分析ゼミナール紹介動画がアップされています。インドネシアのバリ島との遠隔通信の様子です。



記述の自己評価 ★★★☆☆
CE 2020/10/26 JST 作成
蛭川立