人類学B 西暦2020年度

月曜日・2限(10:50〜12:30)

オンライン授業の見通し

秋学期の授業は9月21日(月)から始まり、年度末まで、このWEBサイトの教材をもって講義の代替とする。

毎回の講義内容は流動的だが、下記の日程表の【講義ノート】のリンクをクリックすると閲覧することができる。

掲示板ディスカッション授業は予想外に活発

春学期には「Oh-o! Meiji」の「ディスカッション」機能を使ってみたところ、ふだんの授業よりもずっと活発な議論ができたので、今後もこの方式で続けてみたい。

残念ながら、一年生の皆さんには想像が難しいかもしれないが、大学の大教室の講義というのは、大きな部屋に何百人も座って、教員が一方的に話し続けて、講義が終わった後も(試験のこと以外は)ほぼ誰も質問に来ない、というのがふつうである。

講義をする教員としても、毎週毎週、一方的に喋り続けていると、聞いているほうの学生諸君が、何を聞き、何を考えているのかわからないまま、という状況である。(しかし、期末試験を読むと、かなりよく書けている答案が多くて、後から、もっと対話をしたかった、と思うことが多々。)

受講者が千人のオーダーになると、全員zoomで議論というわけにもいかないのだが、じつは、文字だけのほうが、周囲の視線を気にせずに質問や意見が言えるという感想が多い。

それでも、千人のうち、活発な議論に乗ってくるのは十人ぐらいで、残りの九百九十人はどうか、というと、他の人が議論しているのを聞いているのが楽しかった、という、意外な感想も散見された。

毎週の授業の進めかた

参加方法は以下のとおり。

  • 事前に講義ノートを読み、教材ページを読んでおくこと。
  • 毎週月曜日の10時50分(のすこし前)に新たな「ディスカッション」を開始する。
    • 出席(参加すること)は必須ではない。
  • 12時30分まで、蛭川がパソコンを打ちながら、チャットのような形で、リアルタイムで教材の説明をしつつ、同時に質疑応答を受け付ける。
    • 12時30分には、蛭川は離席する。リアルタイムでの質疑応答は終わり。
  • ディスカッションは次週の月曜日の夜まで書き込み可能にしておく。
    • リアルタイムで参加しなかった受講生も内容には目を通しておくことをお薦めする。
  • 蛭川は、ディスカッションを「時々」チェックするので、なにかコメントがあれば、随時、回答する。
  • 受講生どうしの会話に使ってもいい。

(以下、毎週同じことの繰り返し)

授業についての質問

授業の内容や進めかたについて、質問があればOh-o Meijiのディスカッションに書き込んでもらえれば、随時、回答したい。

しかし、教材ページのURLをクリックしても指定されたページに飛ばない、パスワード要求画面が出てくる、等々、よくありそうな質問に対する答えは「蛭川担当授業FAQ」に上げておいたので、目を通しておいてほしい。

講義計画

講義は「ライブ」であり、必ずしもシラバスのとおりには進まない。この計画表は2019年度の授業をもとにして書かれているが、随時改訂していくので、こまめにチェックすることをお勧めする。

予定日 内容
09/21 人類学とは何か(全体の概観)
講義ノート
授業で扱う教材ページ
  →「人類学の科学史的位置づけ
09/28 人類の起源と進化
講義ノート
授業で扱う教材ページ
→「生物の系統分類と人間の位置
  →「サル目の系統分類
  →「人類の進化と大脳化
10/05 現生人類の拡散
講義ノート
授業で扱う教材ページ
→「遺伝子からみた人類の系統関係
  →「遺伝子からみた日本列島民の系統
→「人種・民族・文化
→「ウイルス進化論
10/12 遺伝子と文化
講義ノート
授業で扱う教材ページ
→「個人向け遺伝子解析
→「遺伝子からみた人類の系統関係
  →「遺伝子からみた日本列島民の系統
→「認知機能・パーソナリティの小進化
→「パーソナリティと遺伝子
10/19 講義ノートは10/12と同じ)
10/26 講義ノート
11/02 (大学祭休講)
11/09 性・婚姻・親族
講義ノート
11/16 講義ノート
11/23 (西太平洋へ)
講義ノート
11/30 生業と経済
講義ノート
12/07 象徴と世界観
講義ノート
12/14 講義ノート
12/21 世界観としての神話
講義ノート
12/28 (冬季休業)
01/04 (冬季休業)
01/11 (祝日)
01/18 文化を持つ動物としての人間(まとめ)
講義ノート
01/25 (教室での期末試験は行いません)
(→期末レポート課題

古いページなど一部のコンテンツには、はてなブログ独自の「なぞなぞ」パスワードがかかっているものがある。講義の中でも随時説明するが、詳細については、蛭川研究室ブログ新館のページ を参照のこと。



CE2020/04/30 JST 作成
CE2021/01/26 JST 最終更新
蛭川立