授業やレポートにかんして質問がある場合には、質問の重複を避けるために、まず以下の「よくある質問」を読んでみてください。
それでも疑問が残る場合には、蛭川の公式アドレス
まで、e-mailをお送りください。
- 授業の進めかたについて
- 教材の閲覧について
- ディスカッションについて
- 成績評価について
- 期末レポートについて
- レポートの内容は、どのようなものですか?
- レポートの問題はいつ、どこに発表されますか?
- レポートの提出期限はいつですか?
- 問題文はどこにありますか?
- レポートの提出が期限に間に合いませんでしたが、e-mailなどで受けとってもらえますか?
- 数日でレポートが書けるでしょうか?
- レポートのファイル形式は何ですか?
- なぜ1人で2個のファイルを提出しなければならないのですか?
- 2個のファイルはどこに提出すれば良いのですか?
- 氏名や番号を記入できません。記入しようとすると文字の色や形がおかしくなります。
- 改行がうまくできません。罫線に文字がおさまりません。
- 表紙をつける必要はありますか?
- 字数制限はありますか?
- 解答用紙が1枚では足りません
- 引用はどの程度正確に示せばよいですか
- 問題が曖昧で解答がうまく書けません。
- 頑張って解答しました。コメントはもらえますか?
- その他
授業の進めかたについて
毎週決まった時間に受講する必要がありますか
毎週決まった時間に、オンラインで文字による「ディスカッション」を行いますが、出席は必須ではありません。出席は成績評価に含めません。
ネット上の記事を読むだけで勉強になりますか
必要な資料はこの「蛭川研究室ブログ」にアップしてありますが、質問があれば随時受け付けます。
音声や動画による授業は行わないのですか
リアルタイムでの動画通信はしません。文字だけのリアルタイム掲示板方式のほうが、周囲を気にせず発言できるらしく、議論が盛り上がるからです。
ただし、教材のページの内部には、必要におうじて、画像や動画のリンクを貼っています。蛭川が自ら撮った映像のほか、他のサイトへのリンクもあります。
先生がどんな人物なのか、見たこともない、と言う感想も聞きます。動画で講義を録画するという方式も考えていますが、さしあたりは、授業の教材の中に、調査中に撮影した写真や動画があり、そこに私が登場し、現地から講義をすることもあります。
Zhemgang Tsechu 2550/2007
ブータンの春祭り「ツェツュ」
教材の閲覧について
教材の閲覧に必要な機材は何でしょう?
Wi-Fiまたは電話回線に繋がっているPC、タブレット、スマホのいずれでも、それぞれの画面に適したサイズで閲覧できます。
より大きな画面のほうが、沢山の情報を同時に見やすいので、お薦めですが、手元にスマホしかない、とか、移動中に見たい、という場合には、スマホでも問題ありません。
教材を閲覧できる機材を持っていません
手元に大きな画面のPCやタブレットがないので困る、という場合には、大学のほうで貸与する仕組みが検討されています。詳細はお問い合わせください。
Oh-o!MeijiでURLをクリックしてもリンク先のページに移動できません
これは、Oh-o!Meijiシステム自体の問題です。お手数ですが、URLをコピーして、ブラウザの新規ページにペーストしてもらうしかありません。
教材のページのリンクをクリックするとパスワード認証画面が出てきてコンテンツが表示されません
以下のような認証画面が出てきた場合、はてなブログに特有の認証画面です。
著作権や個人情報の保護などのために、必要におうじてコンテンツにパスワードをかけています。詳細は「『なぞなぞ認証』について」をごらんください。
教材のページを開くと文字は表示されますが画像が表示されません
教材用に使っている「はてなブログ」に不具合が発生し、一部の画像が表示できないという問題が起こっています。もし画像が表示されないページがあれば、閲覧環境(PCかスマホか、ブラウザの種類など)もあわせてお知らせください。(私はMacOSのPCを使っているのですが、ときどきWindows環境と齟齬をきたすことがあるようです。)
Oh-o! Meijiの「ディスカッション」で、URLをクリックしてもリンク先のページに移動しません。
Oh-o! Meijiのシステムに何らかのバグがあるようです。お手数ですが、いったんURLをコピーして、ブラウザのアドレス欄にペーストしてください。
リンクが多数あってどこまでたどれば良いのかわかりません
好きなところまで辿って読んでください。ところどころにWikipediaなど外部へのリンクも張ってあります。相互にリンクしながらインターネット上に展開するハイパーテキストのことをWWW(WorldWideWeb)つまりクモの巣と喩えますが、むしろ好きなところまで辿っていけるのがネットサーフィンの面白いところだと思います。
とくに今年は混乱した状況の中で日々考えたことを書き綴った私的・日記的なメモと、大学での教育研究用の資料が入り乱れていますが、これも、敢えて混ぜています。日々変動する状況と授業を動的に結びつけながら話を進めていきます。
たくさんのリンクを辿っている間に迷ってしまいました
迷ってしまうぐらいがネットサーフィンの面白味ですが、このページには興味深いことが書かれているから、後からもういちど見直そう、と思う場合は、ブックマークをつけるとよいでしょう。ダウンロードするのもよいと思います。ダウンロードしたコンテンツを、許諾なしに一般にアップロードしないかぎりは、著作権的には問題ありません。
また、リンクを開くときに、HTMLでいうところの「blank」、つまりいま見ているページを残しつつ、別のタブまたはウインドウでリンクを開いていくという方法をとれば、いま見ているページを残したまま、リンク先のページを表示させられます。
どこまで勉強すれば単位が取れるのでしょう
単位を取るために授業をとる、というのは本末転倒です。好きなところまで勉強してください。ただし、このコンテンツは読んでほしい、というページは、毎度の講義ノートで指定します。
ディスカッションについて
出席はとりますか?
出席はとりません。バーチャル教室ではありますが、遅刻や早退は自由です。
何を書けばいいのでしょう
授業の内容、とくに、講義ノートからリンクされている教材の内容についての質問やコメントがあれば、書いてください。とくに、内容が間違っているのではないかという疑問があれば、ぜひ指摘してください。内容に間違いがあれば、訂正しなければなりません。
また、授業の内容とは、直接関係のない、あるいは、思いつきを書き込んでもらってもかまいません。あまりにも無意味なコメントはスルーしますが、今のところ、そういうことは、ありませんでした。
ただし「よろしくお願いします」等の、挨拶だけの投稿は、どうか、書き込まないでください。挨拶はとても良いことであり、嬉しいことなのですが、蛭川担当授業は現在、すべての科目で五百名程度の履修者がおり、そのうちの百名でも挨拶投稿があると、掲示板での議論が流れて行ってしまいます。
授業時間が終わってから書き込んでもよいですか?
はい、書き込んでもよいですが、質問であったとしても、すぐにはお答えできません。
成績評価について
出席はとりますか?
出席はとりません。
定期試験はどのように実施しますか?
教室での試験の代わりに、期末レポートを課します。論述式になります。
期末レポート以外にレポートは課されますか?
期末レポート以外のレポートは課しません。(他の授業でもレポートが多くて負担が大変だと聞いています。これは、オンライン授業の双方向性を担保するための措置でもあることをご理解ください。)
情報が不足していて、本当に成績がもらえるのか心配です
授業の内容にもよりますが、蛭川担当の講義については、おおよその考えかたが理解できていればじゅうぶんです。ご心配なく。
ただし、模範解答のない論述式の答案なので、客観的に採点して完璧だから百点満点という採点はできません。その点は御理解ください。
期末レポートについて
今年度も、昨年度に引きつづき、教室での試験ではなく、Oh-o!Meijiに期末レポートをアップするという方式で行います。緊急事態宣言の朝令暮改にともない、教職員も対応に右往左往しているのが実情です。予期せぬトラブルが起こる可能性もあるので、締切の日程・時間には余裕を持って対応してください。
レポートの内容は、どのようなものですか?
授業の内容にかんする記述式のレポートです。レポートですし、細かい知識を問うよりは、全体的な考えを端的に議論してもらいたいと考えています。
レポートの問題はいつ、どこに発表されますか?
期末レポートの課題は、2022年1月23日に、Oh-o!Meijiシステムと、この蛭川研究室ブログにアップしました。
レポートの提出期限はいつですか?
秋学期の「人類学B」と「身体と意識」の両方の科目で、日本時間で西暦2022年1月24日(月曜日)の00時00分から、1月27日(木曜日)の23時00分までです。これより先に提出しても、システムの都合上、受け付けられませんので、ご注意ください。
締切直前になりますとアクセスが集中しサーバーが遅延する可能性がありますゆえ、締切の数時間前には送信し終えることをお勧めします。
問題文はどこにありますか?
「人類学B」と「身体と意識」の両方とも、問題文と解説の文章が長すぎるため、前半と後半の2個に分けてアップしました。
レポートの提出が期限に間に合いませんでしたが、e-mailなどで受けとってもらえますか?
レポートの受付は機械的な仕組みになっていることもあり、期限を過ぎたものは受けとれません。通信速度の都合上、[とくに個人宅のWi-Fiなどの]回線が混雑することがあり、送信に数十分程度の遅延が生じる場合がありますから気をつけてください。
ただし、特別な理由があれば、その理由を書いて、個別メールにて蛭川のアドレス宛に直接、不服を申し立ててください。たとえば、急な重病や、災害による停電など、やむを得ない場合には、事情を考慮するかもしれません。
ワクチン接種後に発熱したり、体調が悪化してレポートが書けなかったという訴えもありますが、接種後に軽い症状が出ることは予想されることで、試験期間という短い期間に接種の予約を入れてしまったことが問題です。
問題が起こった場合には、本当は一人ひとりとゆっくりお話ししたいという気持ちはあるのですが、それでも一律に締切時間を決めているのは、毎年どの授業も受講者数が非常に多いという理由もあります。また、余裕をみて締切に間に合うように提出した人たちに対しても不公平になるからだということをご理解ください。
数日でレポートが書けるでしょうか?
蛭川担当科目では、だいたい毎年、教室での試験で、持ち込み不可で、一時間程度の試験時間で書き終えられる内容にしています。オンラインでのレポートとなっても、それほど時間がかかるものではないと思います。
下調べにはすこし時間がかかるかもしれませんが、持ち込み不可の試験とは違いますから、今でも、レポート執筆中でも、ネット上の教材やその他の情報源は、いつでも閲覧できます。
レポートのファイル形式は何ですか?
送られてきた2個の「*.docx」のファイルにそのまま文字を打ち込んで返送してください。ねんのため、手元には必ずコピーを残しておいてください。
ファイルは2個アップされています。2個の設問に対して、1個ずつ回答して、2個のファイルを提出して下さい。処理の都合上、2回に分ける必要があったからです。ややこしくてすみません
印刷して手書きにしたり、*.pdfなど他の形式のファイルにはしないでください。
Macユーザーなどで、Microsoft Officeを持っていない場合には、Pagesなど、他のアプリを使うことになりますが、その場合も、保存するときには、ファイルを「*.docx」形式に変換してください。
なぜ1人で2個のファイルを提出しなければならないのですか?
各科目、約千枚の記述式試験を採点するためには、そのほうが効率が良いからです。システムの仕組みと採点者側の都合ですが、ご理解ください。
2個のファイルはどこに提出すれば良いのですか?
レポート課題の出題が2個に分裂してしまい、ご不便をおかけしています。(じつは、最終的には、どこに出してもらっても届くのですが)各科目、約千枚のファイルを遺漏なく処理するために、2個別々にファイルを添付したところに、それぞれ解答記入済みのファイルを返答してください。
氏名や番号を記入できません。記入しようとすると文字の色や形がおかしくなります。
大学のほうで指定しているフォーマットで、書き込み禁止を解除しないと書き込めないことがあります。調整してもうまくいかないようなら、答案の一行目に、学部学科、氏名、学籍番号など、必要な情報を書いてもらえば、それで問題ありません。
改行がうまくできません。罫線に文字がおさまりません。
文章が書けていれば、罫線は無視してもかまいません。どうしてもおかしくなってしまう場合は、あらためてA4のMS-Word形式のファイル(*.docx)を用意して、学部学科、氏名、学籍番号や、回答した問いの番号など、必要な情報を漏らさず書いてもらえば問題ありません。PDFなど、違うファイル形式での提出はしないでください。
表紙をつける必要はありますか?
表紙は不要です。
字数制限はありますか?
解答用紙におさまれば良いので、とくに下限も上限もありません。数行だけで、ほとんど議論になっていない答案は不合格にしますが、何文字以上という数字は決めません。
解答用紙が1枚では足りません
2面ありますから、それで充分だと考えています。複雑になりがちな議論を簡潔にまとめるのも勉強のうちです。手書きではなくワープロであれば、長めに書いて、推敲しながら字数を減らしていくという書き方もできます。
引用はどの程度正確に示せばよいですか
引用や参考文献ですが、学術論文であれば、相応のフォーマットがありますが、今回のレポートでは、細かい書式は気にしなくてもかまいません。
しかし、もっとも重要なことだけは心得ておいてください。つまり、他の人が書いたことや考えたことを使わせてもらった場合には、それを明記すべきだということです。他の人が書いたものをコピー・アンド・ペーストすること自体は悪いことではないのですが
- 引用した部分を明確にすること
- 引用した元の出典を明記すること
が大原則です。この原則さえ心得ておけば、細かいフォーマットは、今回のレポートでは気にしなくてもかまいません。
問題が曖昧で解答がうまく書けません。
基本的には、皆さん一人ひとりの考えがきちんと述べられていれば、その議論の論理性を評価します。たしかに、問いかけは曖昧ですから、それに対する正確な模範解答というものもありえません。どうか、考えたことを自由に持論を展開してください。議論の結論自体で減点にすることはありません。
- 議論は自由です。しかし…
設問では、模範解答のない、微妙なテーマも扱っています。議論は自由とはいっても、根拠のない議論や、矛盾した議論は不可です。
- 議論には根拠が必要です
たとえば、「新型コロナウイルスは中国が開発した生物兵器である」であるとか「新型コロナウイルスは米軍が開発した生物兵器である」という仮説は、仮説としては成り立ちます。馬鹿馬鹿しいからといって、根拠もなく否定するのは、むしろ論理的ではありません。しかし、可能性が低く、検証の困難な仮説を論じるのであれば、相応の根拠を示す必要があります。同様に、現代の科学ではまだ説明できないような現象を、じゅうぶんに説明できないからといって否定するのは、論理的ではありません。臨死体験の解釈として、魂が肉体を抜け出して死後の世界に行くのだという仮説もありえます。アマゾンの先住民族は、アヤワスカ茶を飲むと精霊が出てきて、病気の治し方を教えてくれる、と言いますが、それを否定するためには、相応の論理的根拠を示す必要があります。
- 議論には矛盾があってはいけません
また近年、「大麻は違法であるが、タバコに比べても、身体に悪くないのだから、使用しても良い」という主張を散見しますが、これには法的な矛盾があります。もし「大麻は身体に悪くないのだから、使用しても良い」という論を立てるのであれば「大麻は合法化(あるいは非犯罪化)すべきである」という論を併記するべきです。あるいは「タバコは身体に悪いのだから、大麻と同様、違法にすべきである」という議論にも論理性があります。合法性と善悪の価値観は独立です。そして、法律は、手続きに従って改正することができます。
頑張って解答しました。コメントはもらえますか?
本当は、そうしたいのですが、残念ながら、一人ひとりの答案にはコメントは返せません。単純に、履修者が多いからです。ご理解ください。