【講義ノート】「身体と意識」2019/11/29

「前世の記憶」の研究

臨死体験と並んで「霊魂の死後存続」の実証的研究として「過去生退行催眠」や「前世の記憶」を語る子どもの研究がある。

臨死体験とちがって、生きている人間が本人の記憶を語るわけだから、その内容を客観的に検証することができるという点で(それゆえ反証も可能だという点で)非常に興味深い研究である。

具体的な研究内容については、『彼岸の時間』の6章「〈自我〉という虚構 −インド‐チベットの瞑想哲学−」と7章「転生するのは誰か −「霊魂の死後存続」をめぐる論争−」の内容を参照しながら説明したい。

また、以下の参考映像も紹介する。


In Search of the Dead III: Remembered Lives
BBC Wales制作、In Search of the Dead III: Remembered Lives. NHK「海外ドキュメンタリー」でも紹介された。邦題は『驚異の超心理世界(3)霊魂の生まれ変わり』。「驚異の超心理」というのは少々大げさなタイトルだが、学術的な語りを逸脱せずに不思議な現象を紹介している。

www.nhk-ondemand.jp
NHK BSプレミアム『超常現象(1)さまよえる魂の行方』。こちらは日本製の番組で、日本人の事例も紹介されている。

(サムネイル画像なし)
Past Lives: Stories of Reincarnation (Discovery Channel, 2012)
Richard Wisemanによる偽記憶の実験映像も収録されている。



2019/11/26 JST 作成
2019/11/29 JST 最終更新
蛭川立